アツモリ君の雑記

アツモリ君が日々思ったこと,感じたことを綴る雑記です

教育者の自覚と責任

福井14歳自殺 教師指導が要因 | 2017/10/15(日) 22:34 - Yahoo!ニュース

 これは同じ教育者として許せないニュースですね。先日教育と体罰についての記事をあげましたがこれは次元が全く別。愛の鞭はあくまでも愛情をもって、なぜこの子のために鞭が必要であったかを教育者自身が自信をもって説明できるようでなければならないものだと思っています。それができない鞭は愛の鞭ではなく、ただの感情任せの鞭に成り下がってしまうのではないでしょうか。

 以前、【さよなら、小津先生】というドラマで体罰を行った先生に向かって小津先生が言った“それは愛情ではなく感情だ”という言葉。2001年のドラマで当時私はまだ〇学生で将来教育の道に進みたいと思ってもいなっかたのですが、なぜかその言葉が今でも忘れられないでいます。教育者も人間なので、生徒・児童に対して感情を出してしまうことあると思います。しかし私個人はそれはそれでいいと思っています。大人に対しこういことを言えばば嫌な気持ちにさせる、こんなことで喜んでくれるということは勉学とはちがう大切な学習であると思うからです。ただ、手を出したり攻撃的な言葉を使う場合には前述したとおり、愛の鞭なのかただの武器であるかの違いが大切なのではないでしょうか。もちろんその判断や基準が間違っていることや、ずれていることもあるでしょう。しかし、このニュースにはそんな曖昧な基準への葛藤や愛情は見え隠れしておらず、感情のままに攻撃しているようにしか思えません。

 体罰に対する世間の目が厳しくなったり、モンスターペアレンツなどと呼ばれる保護者の存在など、教育者にとっては難しい環境・時代となってきているのは事実でしょうが、教育者の不祥事や事件、今回とりあげたようなニュースなど教育に携わる者の自覚や責任が薄れているのも確かなような気がします。