アツモリ君の雑記

アツモリ君が日々思ったこと,感じたことを綴る雑記です

アツモリ君奮闘記①

 私アツモリ君は自ら学習塾を立ち上げました。今もまだまだ起動に乗ってきたとは言えませんがこれまでの苦労話や、これからの奮闘の様子を記していきたいと思います。

 

まずは学習塾立ち上げに至るまでの過程をご紹介していきます。

 

 もともと児童教育に関心があり、教育に関する仕事に携わっておりましたが、教育の現場には正解のない問題や自分の正義を貫くことができない場面が多々あります。そんな環境の中、現場の一人ひとりが責任や覚悟をもってぶつかり話合い、落としどころを見つけていけるような環境はなかなかありません。上の者の都合や話し合いにすら応じてくれない同僚、違う意見をぶつけ合った末出た結論なら受け入れられますが、それすらできない空気。特に教育という人を育てるような仕事でこの環境は駄目だ、もっと自分の想いを実現できる環境で働きたいという思いに至り、それなら自分自身で立ち上げてしまえばいいと一念発起し学習塾の立ち上げを決意しました。

 

 前の仕事は塾のように学習指導をメインとするものではありませんでしたが、勉強を人に教えるのは好きでしたし、塾講師の経験もあったので学習塾という決断をしました。

 学習塾の立ち上げをきめてまず決めなければならなかったのは塾の形態です。学習塾の形態は大きく2つに分けられます。個別指導と集団授業。今ではさらにタブレットを使ったり映像を使ったりと様々な形態の塾が現れていますが大きく分ければこの2種類でしょう。私が目指したかったのは、もちろんメインは学習指導ですが、それだけでなく、小中学校という子ども達の成長にとって最も重要な時期に関わり、すこしでもその手助けをできるような塾。そんな理由もあり、個別指導の形態に決めました。さらにここで以前の職場でお世話になったデザイナーの方にお願いし、塾の外観、チラシ、名詞などのお願いをしました。開業は4月の新学期開始の時期を目指しており、この時点で12月。デザイナーの方と相談をし、1月中旬までに塾名・物件・料金などの詳細を伝えるという流れになりました。

 まずは物件探し。塾の物件ということで、私が選考基準にしていた条件はー①大きい小中学校がある②2つ以上の中学校からの生徒募集が期待できる立地③目立つ④静か⑤児童や保護者が不快に感じる店舗が近くにないーの5つです。なかなかすべての条件に合う店舗は見つかりませんでした。特に②を優先するとかなりエリアげ限定されてしまうので、妥協点はここしかありませんでした。そして範囲を広げていくうちに1つの候補を見つけました。市内で最も大きい中学校の学区にあり、大通りに面しているので目立つ。周りに多店舗もない、多少車の音が気になるが許容できるレベル。それまでで最も条件にあった店舗だったので仮抑えをしました。その後もこれ以上条件に合う物件は見つからなく、仮抑えの期限も迫っていたのでここに決めようと思い不動産屋に電話をかけました。改めて資料に目を通しながらやり取りをしている最中、あることに気付きました。なんと店舗の裏手が工場。焦って不動産屋にストップをかけ、現場へ確認へ。前回内見に来た時は祝日で工場が休み。さらに工場は小さく、店舗に隠れて前からは見えませんでした。もちろん、資料にしっかり目を通したり、店舗の外を1周して確かめていれば気づいていたはずのもので、完全な私のミスです。そして改めて店舗へ行ってみるとこの日は工場は稼働していました。店舗の中へ入ってみると、ガシャンガシャンと機械の音、それどころか地響きのような振動まで伝わってくる始末・・・また一からやり直しです。

 

この時点でデザイナーさんと約束した期限まであと2週間・・・。

 

 

アツモリ君奮闘記②に続く