アツモリ君の雑記

アツモリ君が日々思ったこと,感じたことを綴る雑記です

日本のサポーターは“甘い”のか?

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 次回ロシアW杯の出場も決め、今や日本はW杯に出て当たり前。海外で活躍する選手も何人もいて当たり前という時代になりました。しかし日本のサッカーにおける歴史は強豪国と比べればはるかに浅く、この記事のドーハの悲劇、そしてジョホールバルの歓喜という歴史を作りながらアジアのW杯常連国としての地位を確立していきました。私自身も小さい頃からサッカーをやっており日本サッカー界の成長を見ながら私も成長してきました。三浦知良選手は当時の日本サッカー界の代名詞的な存在でした。このころ流行っていたのが、その人気でポテトチップスの廃棄が社会問題にもなったJリーグチップス。私もこのカードで三浦選手のカードを当てるのが夢でした。とうとう引き当てることはできませんでしたが…。

 さて日本のサッカー界とともに歳を重ねてきた私ですが、この記事には考えさせられるところもありました。これはサッカーに限らず日本という国全体の話ではないかと思います。日本代表がドーハの悲劇でW杯を逃しても確かにサッカー強豪国とちがい選手達に批判が集中することはありませんでした。それが日本サッカー界の成長を妨げいるという意見もあります。強豪では、空港で選手にトマトがぶつけられたり、連日メディアで叩かれたりと不甲斐ない結果を残した場合相当なバッシングを受けます。日本代表でも1998年W杯の際、空港で城選手が水をかけられ、生卵をぶつけられるという事件もありましたが、総じて言えば負けた選手、失敗した選手に対して寛容だといえるのではないでしょうか。そしてこの寛容さが甘い”と捉えられ、成長を妨げられているという捉え方をされているのです。しかし私は一概にこうは言えないと思います。日本人の気質として和を重んじる・おくゆかしさなどが挙げられますが、私はこの日本人の気質が好きで誇るべき気質だとも思います。確かに海外ではサポーターがバッシングや激しいゲキで成長させてきた例があるかもしれません。しかしそれはあくまでその国柄にあっていたからという考え方もできると思います。同じ作物を違う国で育てようと思えばその国の気候や環境にあった育て方があるようにスポーツや人を成長させていく方法も国それぞれなのではないでしょうか。日本のサポーターは実際、応援で使ったゴミ袋でスタジアムのごみ拾いをしていくという新しい文化を生み出し、世界でも称賛を受けました。それと成長とが直接つながるとは思いませんが、サポーターが失敗に寛容=成長を妨げるにはならないのではないでしょうか。